不妊治療
2月28日(火)、体外受精を3回試みられたものの、未だ妊娠に至らないという40歳の主婦の
方が来院、年齢的な焦りもあって、医師から体外受精を勧められて3回試みたものの、いずれも失敗
だったそうで、今は1か月後に予定している4回目の移植に向けて、注射による排卵誘発剤を使用し、
排卵のための卵子の成長を伺っている状態で来院を決意、なんとか「はり」と「お灸」で体外受精が
うまくいかないだろうかと思い来院されたとのこと。
食欲は普通にあるが、薬のせいか腹部が張って苦しい。足の冷えがひどいとの事でした。
触診してみると、下腹部に硬結(瘀血)があり、足はつま先の方がとても冷たい状態でした。
そこで、まずは本治法として、陰谷、曲泉の補法にて肝虚症を治療。瘀血治療として、血海、三陰交
へ切皮置鍼。冷えの治療として、大巨、滑肉門、手三里、足三里、膝陽関へ切皮置鍼。子宮の血流を
良くするために、支溝。お灸は、太谿、膝陽関、三陰交、左陽池、陰交、大巨、石関、足三里へ米粒
大の八分灸を施す。背部は、肩井、肺兪、膈兪、肝兪、腎兪、大腸兪へ切皮置鍼、次髎へは灸頭鍼を
施して、その日の治療を終了しました。
ただし、1か月しか時間がないとのことでしたので、週2回は通院してもらうことにしました。
結果、9回施術を行い、3回目あたりから足先の冷えも大きく改善され、9回目頃にはまったく冷え
を感じられなくなりました。腹部の硬結(瘀血)も、毎回、少しずつとれて、柔らかくなっていきま
した。その結果、3月31日に採卵、前回の採卵数より4個も多い、12個でした。
その後、4月3日に移植。4月8日に着床。4月17日(月)、血液検査により妊娠が確定しました
と、ご報告いただきました。
わずかばかりの時間の中で、ささやかなお手伝いしか出来ませんでしたが、とても幸いな結果に、
施術者としてとても嬉しく思っております。
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